12月13日に今年の税理士試験の合格発表がありました。税理士試験は毎年8月に3日間で実施され、合格発表は12月に行われます。試験から合格発表までの間が4ヶ月もあるので大変です。
税理士試験は会計科目が2科目、税法科目が9科目で11科目あります。今年の税理士試験結果表によると、今年の11科目の平均合格率は15.5%でした。昨年は12.8%だったので、昨年よりは今年は合格しやすかったようです。
会計科目2科目、税法科目3科目の5科目に合格することで、税理士となる資格が得られます。税法科目のうち法人税、所得税、相続税、消費税の国税4法はボリュームが多くて勉強が大変なので、国税徴収法などミニ税法と呼ばれるボリュームの少ない科目と合わせて合格する人が多くいます。私は最も厳しい選択となる国税4法全てで受験し、そのうち国税3科目で合格しました。税理士になってからのことを考えると、めったに使わないミニ税法よりも、やはり一番よく使う国税4法をしっかり勉強しておくべきだと考えたからです。税法を知らない税理士では話になりませんので、実際にそうしてよかったと税務の専門書や条文を読む際に今でも思います。
科目合格の場合は郵便で通知が届くだけですが、5科目に合格した場合は郵便での通知のほか官報にも氏名が記載されるため、官報合格と呼ばれます。官報はネットでも見ることができるので、私も5科目合格したかどうか確認するときは、ネットの官報で自分の名前が載っているかどうかを恐る恐る確認したものです。
今は税理士試験の試験問題も答案用紙も、国税庁のwebサイトで確認できるようになりました。なお、税務署で一定の年数を勤務した場合なども、税理士になることができます。
私が合格したときの官報
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